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ワイドショーが出来た背景

日本で最初のワイドショー、それがテレビ朝日が製作した「モーニングショー」である。
と、言ってもテレビ朝日は当時「日本教育テレビ」という社名で通称「NETテレビ」と言われていたそうで。

その「モーニングショー」誕生の話。

1963年、「モーニングショー」が始まる前の年、広告会社からある企画が示された。
それは「月曜から金曜、毎朝1時間の生放送をしないか?」というもの。
さらに「アメリカの"TODAY"を参考にして、朝の8時台くらいの放送」だという。

朝に1時間の生放送をしよう、というのはまだどこも手掛けていなかった。
そうじゃなきゃワイドショー第1号は別の番組になってたろう。

参考にしようと言われた「TODAY」はアメリカで1952年から放送が始まった。
ニュースもあれば生活情報もある。今はニュースより芸能・生活情報なんかが主だけど。
その「TODAY」を参考に、って言われたってまだ一般の海外への渡航が解禁されたかどうか、そういう時期である。
一体、どこのどいつが持ち出したんだ?

答えは「P&G」。アメリカに本社があるP&Gが日本で宣伝活動するに至って広告会社に持ち出したのが「TODAYみたいな番組」であり。それを受けて広告会社はその話をNETに持って行ったのである。

そして、この「モーニングショー」、スポンサーがP&G1社提供になったのは当然の流れであったのだ。


NETは「毎朝1時間の生放送」という企画を引き受け、番組開始に向けて走り始める。

よって。P&Gがなければワイドショーは生まれなかったのかもしれない?
# by tv_asami | 2005-05-29 09:29 | ヒストリー

60ミニッツ・終了へ

60ミニッツ・終了へ_d0037632_12554166.gif10日ほど前に明らかになったようですが、CBSの「60ミニッツ(WED)」が7月に終了することになるようでして。

理由としては「ブッシュ大統領軍歴詐称報道」の誤報による処分、というのがもっぱらの見方。
確かに、この誤報を機に幹部が次々と辞め、取材をしたダン・ラザーも「イブニングニュース」から降板した。
そして、ラザーが出演していて、軍歴詐称報道の特集を組んだ「60ミニッツ(WED)」を終わらせない、というのもおかしいかもしれない。

実際、CNNは「米軍サリン報道」の誤報で、報道した「ニューススタンド」を辞めて、ピーターアーネット記者(湾岸戦争報道で貢献)もCNNから去ったのだった。

だから、当然の流れだったのかもしれない。

そして。これを機に、SUNDAYより全然年齢層の低いWEDNESDAYの記者から、次期「イブニングニュース」アンカーが出てくる・・・なんて、簡単にいかないのだろうな。



そういや、今年突然「60ミニッツⅡ」から「60ミニッツ(WED)」に変更したのは、なぜなんだろうか?
# by tv_asami | 2005-05-27 12:52 | カイガイ

BBCでストライキ

BBCでストライキ_d0037632_12584825.jpg23日、BBCでストライキが起こった。
英BBCで24時間スト、ニュース番組が放送中止にREUTERS
 ストは、20%におよぶ人員削減計画に反対するもので、過去10年間で最大の規模。
 労働組合は、人員削減の90日間の猶予や希望退職とすることなどを求めており、要求が受け入れられなければ、さらに3回のストを行うとしている。


BBCの経営陣が発表してだいぶ経つのだけど、労使交渉が決裂でもしたのであろうか?

それで、BBCの生放送に大きな影響があり、放送時間の縮小・キャンセルが相次いだとか。
BBC ONEのBreakfastBBC News24に(って言っても、この時間のNews24はBBC ONEの再送信の時間だし。)
1,6,10時のニュースも縮小し、BBC News24のスタジオから放送。そのあとのローカルニュースはほぼ中止。

BBC TWOのNewsnightジェレミー・パクスマンがストに参加したこともあり、Timewatchとやらに。

ほかに、News24やBBC Worldのニュース番組も縮小、録画再放送を実施。

あと、ラジオではニュース番組の多いBBC Radio4のToday,PM,World Tonightが休止。


だから、つまるところニュース班が主にストを起こした、というところなんでしょう。
ニュースの人員が多いから削減するぞ、と経営陣が言ったということなんでしょか?

で、またストライキを実施するかも、という様相でして。もしかしたら長期化になるやも知れず。



それにしてはBBCのチャンネル数、多いですな。
ラジオなんかNHKは3つしかないもの。
# by tv_asami | 2005-05-24 13:47 | カイガイ

ジャストが終わって

ジャストが終わって_d0037632_1315128.gifTBS制作の情報番組「ジャスト」が3月に終わって、1月以上経った。

そういえばこの番組を機に安住アナが注目されるようになったし、パックンマックンも開始当初からずっと出演し続けたし。
昼間の芸能ニュースも「スーパーワイド」以来、久々に復帰したし(前の日のニュースとか多かったしな・・・)。

コーナーで言えば「亭主改造」「マダムに逢いたい」「ピーコのファッションチェック」「きく姫の夕飯」「AKIRAがゆく」「マヤ&きよ彦」「アンドゥ」などなど。


もう、完璧に主婦向けの番組である。
それをよくみていたなぁと思いふけるのはちょっとおかしいかな?

その番組が終わって、じゃあその次何やるのよ?とくれば、それは「ドラマ再放送」なんだって。
系列局ももちろん再放送。

しかし、どこもが再放送してるわけじゃない。
で、こっからが本題。
夏まで、ゆっくりと「じゃあ、どんな再放送やってるのよ?」を紹介していきます。
# by tv_asami | 2005-05-11 16:37 | ニホン

日刊ゲンダイの使命?

「日刊ゲンダイ」と言えば夕刊のタブロイド紙で、駅売り120円で「夕刊フジ」の永遠のライバルとしてあり続けているんだけど。

ゲンダイの一番の特徴は1面に載るほぼ社説に近い政治記事。

ずっと政権に対して一石を投じ続けている。しかも、口調が荒い。(だから敬遠されやすい?)

ゲンダイの目玉となっているのだけど、これは報道に関して立派な行為。政権を監視する事は報道機関の使命のひとつなんである。この機能が働かないと、つまりどの報道機関も賛成一辺倒になってしまうと、その政権が暴走してしまう危険性が伴い、暴走しても制止できなくなるからである。

だから、終戦後、報道機関のうち、新聞は政権に対して厳しい姿勢でいようということになって(一応・・・ね)、それを嫌って「産経新聞」が政府や財界に好かれるように創刊されたのも、事実である。

そして、あからさまに政権批判を続ける、唯一と言っていい存在が「日刊ゲンダイ」である、というわけである。


しかーし。

1面の政治記事がそうであるゆえか、その姿勢は他のいろんな記事にも感染していて。どれもが批判記事というのも読んでいて苦になるのかもしれない。

そこらへんが売り上げで夕刊フジに負けている所以のひとつと、思うんだけどね。
# by tv_asami | 2005-05-03 14:51 | ニュース&セイジ